枕なしで眠るメリットとして挙げられるのが、ストレートネックの改善です。
首の傾きが急な状態であったのが、枕なしの状態にすることで傾きが緩くなり矯正されるという訳です。
ただし人によっては、首への負担が増す恐れもあるため注意しましょう。
いびきが解消されるのも、枕を使わないメリットの1つです。
頭の位置が高過ぎると気道が圧迫され、狭くなった経路に空気が通り音が発生したのがいびきという現象です。
首の位置を低くすることで、いびきが解消される可能性が高まります。
また猫背や肩こりの症状が改善される可能性がある点も、枕なしのメリットと言えます。
一方で枕なしで寝た際のデメリットとして、顔のむくみが挙げられます。
心臓よりも頭の位置が低くなることで、余分な水分や血液が顔に集中してむくみが生じるという仕組みです。
加えて頭・首に痛みが生じやすくなるのも、デメリットとして数えられます。
枕は重量のある頭はもちろん、首を支える役割も担っています。
これを取り去ることで、頭・首の両方に負担をかけてしまうという訳です。
なお寝返りが打ちづらくなる点も、見逃せないデメリットの1つです。
一晩に20?30回は寝返りを打たないと、身体に負担がかかるとされています。
身体を傾ける際に、枕がないとより強い力が必要となり寝返りが打ちにくくなるというメカニズムです。